「ジュンスー、」
「なあに。」
「好きーっ。」
「…いきなり? 照れるなぁ。」
の素直な告白に、いつもボクが泣きそうになるのを堪えてるって事、彼女は知ってるのかな。
好きの重さ
「いきなりじゃないよ、いつも言ってるもん。」
「へへっ。…ありがと、ボクものこと、大好き。」
「私はジュンスよりもジュンスのこと大好き。」
ああ、愛しいなぁ。
にこにこと笑うを、自分の体で包み込むように抱きしめて、半ば押し付けるようにキスをした。
ボクよりもちっちゃくて、華奢で、力を入れすぎたら壊れちゃいそうな。
そんな彼女の笑顔とボクへの告白の破壊力といったら、言葉じゃ表せないほどのものだ。
はいつも、ボクに「好き」って、言葉と仕草と表情で伝えてくれる。
そんなを見るたびに、の言葉を聞く度に、ボクは毎度毎度泣きそうになっている。
なんとかガマンして、堪えて、の前じゃ涙は見せないけれど。
本当は幸せで、幸せすぎておかしくなっちゃいそうで、どうしようもなく涙が零れそうになるんだ。
「…ふふ、ジュンス顔赤い。」
「も十分赤くなってるじゃない。」
「お互い様だね。はずかしーっ!」
「わっ!」
ねえ。
ボクは本当に、心から君が好きだよ。
ボクのキャパシティーじゃ足りないくらい気持ちが膨大で、そのくらい、大好きなんだ。
のことが好きすぎて辛いことなんてしょっちゅうあるし、どうしようもなくて泣きたくなるときもたくさんある。
溢れ出ていく気持ちのやり場がなくて、困ってるんだ。
人を好きになってこんなに辛いのも、こんなに苦しいのも、初めてでどうしたらいいのかわからない。
「好きー。ジュンス、好き。」
「…知ってるよ。」
君からの想いもらえるのはすごく嬉しいし、幸せだよ。
だけど、今はもう、これ以上は言わないで。
幸せすぎて、が好きすぎて、苦しいから。
おかしくなりそうだから。泣き出したら最後、止まらなくなりそうだから。
笑っちゃうでしょ?
だって、呼吸をすることすら苦しいくらいなんだから。
「…っ、ジュンス、くるし…。」
「んー、…ー…ボクも、くるしい。」
「抱きしめられてるの、は、私なんだけど…っ、ジュンス…」
世界で一番、宇宙で一番、これまでもこれからも、ずっとずっと大好きな人。
腕の中で動くその小さな体で、ボクのありったけの想いをどうか受け止めて欲しい。
見返りは、求めないから。
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2011.8.3
好きすぎて辛い、そういうことってありますよね。
じゅんすは一途に人を愛しそうなイメージです。
だからたまに気持ちが膨れ上がりすぎて、「どうしよう」ってなっちゃう。乙メンですね(笑)