シュンシュンシュンシュン…











、お湯沸いてる。」





「火、止めてきて。」





「お湯使うのはだろ。」













sigh















隣でゲームをするユチョンに背中をもたれさせると、「やりにくい。」と文句を言われてしまった。





表情は見えないものの、大体見当がつく。



だからあえて振り向いて確認なんてしない。








相変わらず、2人の耳にはやかんが鳴らす音が聞こえる。












「早く止めにいきな、。」





「……あ、チャンミンいいところにー。」











買い物から帰ってきたばかりのチャンミンを呼び止めると、「仕方ないですねー。」とキッチンに向かってくれた。





ユチョンは横を向き、の背中に向かってため息をつく。





自分で行けよ、とか、チャンミン使うなよ、とか言おうとしたら、ため息に変わった。








それへの反応のように、はさらにもたれかかる。












「…早く紅茶淹れに行けば、。」










の体重がかかっていくせいで、ユチョンはだんだん左に傾いていく。




「重い。」と言っても退く気配はない。







仕方なく気にしないことにした、のだが、そうもいかなかった。




手元が狂い、まさかのゲームオーバー。





これにもため息が出た。











「…お湯…冷めるよ。」





「……。」





「また沸かし直すの、メンドーでしょ。」





「…居心地よくなっちゃったんだもん。」





「……はあ。」











やっと声が聞けたと思ったら、予想外の言葉。




それにさえも、ため息。










「ユチョンさっきからため息つきすぎ。幸せ逃げるよ?」





「…。(逃げない、と思うよ。)」










だって、ここにちゃんとあるもん。








…なんて、声に出しては言わないけれど。













肩に乗せられた頭のせいで、首に髪が触れた。




くすぐったい、とユチョンが言うと、少し眠そうにが笑った。









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2009.11.25

久しぶりすぎて書き方忘れてるー(・_・;)

一応”恋愛関係なし”を前提に書いてました。
結局ゆちょんが思いをよせてるようになりました。あれー?